今週も、県立図書館所蔵CDのコーナーはベートーヴェンのピアノソナタ全集を取上げます。ピアニストは山根弥生子さんです。
実は、この演奏は元のCDからリッピングして、CD−Rにしてあるんですが・・・・・
今頃になって、失敗したことに気がつくとは!
収録されているのは、第23番「熱情」から第27番までなんですが、その「熱情」で失敗をしてしまいました。
ベートーヴェンのピアノソナタを良くご存知の方は、あ、もしかするとと思われているかもしれませんね。実は、熱情は第2楽章と第3楽章がほぼ切れ目なしなんです。それが、この曲に緊張感を与えてもいます。
でも、私としては問題なしと最初チェックしたときには判断したつもりだったのですが・・・・・いやあ、見事に切れていました。
これは聴いているプレーヤーの問題かなと、実はこの音源はさらに携帯へ入れてあるので、そちらのmp3音源も聴いてみましたら、同じなんです。
やってしまった〜!
そう、こういう曲ほど楽譜を本当は見なければいけません。おそらく、その手前で小さな終止があるため見落としたのだと思いますが、こんな点からもそのことを学ぶことができる、という一例ですね。
人間、何かの機会でそういうことを認識するものです。ただ、告別もつながっていますが、それはきちんとつなげてあるんですけれど・・・・・それだけに、今になって気がついたのがショックです。以前一曲ずつ書いているのに・・・・・
今は、すでにこの一枚だけ借り直して解消していますが、大失敗でした。まあ、そういう失敗から何を学ぶのかというのも面白いです。
おお、そうするとここはこういう風につながっているのか、そうだとすると楽譜ではどうなっているんだろう、それを他の演奏家はどう演奏しているだろう・・・・・・
そういう興味がどんどん出てきます。いや、失敗しなくてもそういう方向に行くべきだとは思いますが^^;
今度はつながった状態で聴いてみますと、一端終止してそのままつぎの楽章へ行くことがアクセントになっていますし、やっぱり緊張感が全然違います。それがベートーヴェンのメッセージなのだろうと思います。
これはウィキペディアから楽譜のPDFをDLしておこうかなと、内心思っています。ファイルが重いので私の今のパソコンでは負担になると思いますのでもう少し先、パソコンを買い換えた後にになるとは思いますが、せっかくこういう失敗をしたのですから、それをいい方向へ生かしてゆきたいですね。いい機会なんじゃないかな〜って思います。
まあ、楽譜を買うほうが早いんじゃないの?という意見もありますが^^;
それは、考慮に入れておきます。
聴いている音源
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
ピアノソナタ第23番へ短調作品57「熱情」
ピアノソナタ第24番ヘ長調作品78「テレーゼ」
ピアノソナタ第25番ト長調作品79
ピアノソナタ第26番ホ長調作品81a「告別」
ピアノソナタ第27番ホ短調作品90
山根弥生子(ピアノ)
(ADAM ACD0039)