かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今日の一枚:クラシック音楽7「若き日のカラヤン」ブラームス

「今日の一枚」シリーズ、一体もうどれくらい続けてやっているのでしょうか。自分でもわからなくなってきました・・・・・

ま、それだけ買ったということです。で、また同じくらいあるという・・・・・

また、お付き合いくださいませ。

で、今日はダイソーのCDをまた取上げます。今日はブラームスです。実は私はカラヤンブラームスを聴くのは2度目です。一度目はもう取上げておりますが、ドイツ・レクイエムです。

収録曲は交響曲第2番。ブラームスの田園交響曲とも言われ、とても牧歌的な曲です。もう、そういう雰囲気たっぷりで、モノラルであることを忘れてしまいます。

ブラームス交響曲第2番はブラームス交響曲の中で私が一番好きな曲です。昔は3番と共にDATに入れてありまして、奈良の正倉院展へ行ったときに聴いていたことがあります。この時期ですと2番よりは3番のほうが似合いますが、近鉄に乗ってちょうど大和西大寺へ着く前のあたりに2番を聴きますと、「ああ、奈良へやってきた!」という感慨にふけることができるのです。

今では携帯へ入れてあります。時代は変わったものです・・・・・

カラヤンウィーン・フィルの演奏は丹精で、フォルテの部分はできればステレオで聴きたいくらいすばらしい演奏です。それ以外はモノラルであることがまったく気になりません。それははすなわち、そもそも演奏レヴェルがかなり高いことを意味します。そして、録音技術も高くないとそれだけの感動を与えることは難しいでしょう。

第2番という、特に劇的な部分もない曲で聴かせるには、下手では不可能です。やはり上手でないと難しく、その上録音技術も良くないとだめでしょう。カラヤンだからこそ可能だったといえるかと思います。

それが、100円ですか。すごい時代になったものです。

しかし、100円は100円でして、このCDも結局リッピングしてHDで聴いています。やはり、製造品質に難ありですね。それを我慢すれば、とてもお買い得です。こんなにすばらしい演奏が100円です。中古屋でもそんな値段では手に入りません。例えば、ブックオフレコファンなどでは・・・・・

これより低コストで手に入れるには、図書館で借りて自分でCD-Rに焼くしか方法がありません。それくらいの安さです。まあ、製造品質を気にするならばそのほうがいいとは思いますが・・・・・

オーディオで聴くことにこだわらなければ、私はダイソーのこのシリーズは充分ありだと思います。パソコンでなら、リッピングという方法がありますから。最近のコピーガードCDはそれが難しいですが、ダイソーのCDはそういうことがないので、CDを直接聴くのも、データとして保存するのも、どちらでもありでしょう。その分、安心して聴く事ができます。

そういう意味では、私はコピーガードCDは必ずしも良くない、と思っています。勿論、そういう機能をつけるのは理解できるのですが、しかし聴く人は必ずしもオーディオを買う人だけではないので・・・・・パソコンはほとんど補正してくれませんから。

これからはパソコンで聴く人にどのようにして売って行くのかを真剣に考えないと、クラシックを聴くという「文化」が壊れてしまいそうに私には思えるのです。

そんなことをかんがえさせてくれているシリーズでもあります。


聴いているCD
クラシック音楽7「若き日のカラヤンブラームス
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
(ダイソー ザ・CD CD-7)