かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今日の一枚:クラシック音楽�T「若き日のカラヤン」序曲集

さて、ドヴォルザークは前回で終わりまして、今回からはちょっと変わったCDをご紹介します。それは、100円ショップのダイソーで売られているCDです。今回はそれからカラヤンの指揮をご紹介します。

ダイソーは今や日本全国津々浦々に店舗を構えるようになりましたね。私も以前派遣でですがレジ打ちをやっていたことがあります。

実は、そのダイソーでクラシックのCDが売られていることをご存知ですか?もちろん、値段は100円です。で、私が買ったのは250円・・・・・

まあ、そんなことは考えないことにしましょう。ブルックナーも250円だったのですから。

さて、その演奏ですが、基本的にもう版権が切れたようなものを取り扱っています。今回取上げるのも、カラヤンが1946年〜1948年にウィーン・フィルを振ったものです。勿論、モノラルですが、リマスターがいいのか、100円にしてはとてもいい音で鳴ってくれます。

さて、その演目なのですが・・・・・・

1.ジプシー男爵(J・シュトラウス
2.喜歌劇「こうもり」序曲(J シュトラウス
3.歌劇「フィガロの結婚」序曲(モーツァルト
4.幻想序曲「ロミオとジュリエット」(チャイコフスキー

の4曲で、総時間も44分ほどと、短い内容です。

しかし、そのクオリティはかなりのものです。うなってしまうのは、こうもりです。すでにカラヤンらしいテンポの速さがありながら、ゲミュートリッヒ・ヴィーンがしっかり表現されています。

圧巻は最後の曲である「ロミオとジュリエット」です。これは私はすでにナクソスでもっているのですが、その演奏よりも鬼気迫るすばらしいものです。ダイナミックな演奏で、聴くものをどんどん引き込んでゆきます。

ステレオにこだわらなければ、是非とも持っておいて損はない演奏です。

ウィーン・フィルと言いますと、まさしく職人集団で、指揮者すら下に見るほどの技術者の集まりです。そんな彼らを完全に手なずけている様子が伝わってきて、あらためてカラヤンの実力を知ることができました。

ただ、カラヤンは私にとってはその演奏に好き嫌いが分かれる部分がありまして、一概にカラヤンはすばらしいとは言えないのですが・・・・・・

それでも、この演奏はまったくもって非の打ち様がありません。全て聴いていて気持ちがよく、うなってしまうものばかりです。

基本的に私はステレオしか買わない人間なのですが、これは買ってよかったと思っています。


聴いているCD
クラシック音楽�T「若き日のカラヤン
序曲集
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ダイソー ザ・CD CD-1)