かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

ベートーヴェン ピアノソナタ第7番ニ長調作品10-3

今日は、ピアノソナタ第7番です。この曲は作品10三部作のうち唯一の四楽章形式です。

ただ、聴いてみた感想からいいますと、第3楽章と第4楽章はほぼ同じと考えてもいいのではと思いました。確かに、第3楽章はメヌエットですし、第4楽章はロンドと別れていますが、実際どちらも同じ系統です。しかも、通常同じような使われ方をしますので、それが同じ曲の中で混在するということは、分かれてはいますがかなり関連性が高い楽章であると私は思います。

実際、私が聴いた山根弥生子さんの演奏は、あまり間をおかずに次の楽章に入っています。mp3にするときにはつなげるかどうか、かなり悩みましたし。

で、この曲は第4楽章の終わりはそれほど唐突に終わる感じではありません。しかし、ほとんどテンポは等速で最終部に入るので、ぼけっとしていると「え、終わったの?」という感じで聴いてしまいます。

さて、ためしにこの作品10を全部続けて聴いてみると、一体どうなるのか。

まず、率直に言って、各曲が独立しているのに、一連の作品に聴こえるという点が指摘できるかと思います。特に、第6番の第3楽章と第7番の第1楽章は本当に続いているのではないかと思うくらいです。

私はmp3で聴いたのですが、iTunesにファイルを取り込みますと、きちんと順番に並んでくれます。それで聴きますと、この作品10番はやはり一連の作品であると感じます。そう考えると、第5番と第6番では唐突な終わり方をしているのに、第7番はリタルダンドこそしていないものの、唐突な終わり方をしていないのもうなずけます。

第3楽章と第4楽章が同じような曲で作曲されているのも、そのあたりに理由があるのではないかという気さえしてきます。もちろん、これは私の曲を聴いた印象でしかないのですが・・・・・・

例えば、弦楽四重奏ですと、例えばラズモフスキーは特にそういう関連性がありません。各曲が完全に独立しています。けれども、同時期に作曲され、しかもその使用目的が同じだったため、ラズモフスキー三部作である、第7番〜第9番までは同じ作品番号になっています。

しかし、このピアノソナタの作品10は、確かに独立しているものの、曲調やテンポなどに関連性が認められます。これを述べていらっしゃる方はおられるのでしょうか?

今後、そのあたりの著作がないか、調べてみたいと思います。これは本当に面白かったです。

こういうのにあたってしまうと、ますます携帯音楽プレーヤーに入れたくなるんですよねー。でも、もうパソコンは目いっぱい。このブログはfree MLでも日記として公開しているのですが、そこでのアドヴァイスどおり、いったんmp3を全てCD−Rへ移そうかというところまで、考えています。

今のところは、定額給付金の支給待ちという状態です。うーん、人口360万の横浜。支給はゴールデンウィーク明けとも言われていますし、さて、そこまでしのげるのかどうか、また、CD−Rへ焼く作業が間に合うのかどうか。まだ思案中です。何しろ、10G以上ありますから・・・・・