かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

ベートーヴェンがつなぐ、不思議な縁

私がずっと購読しているメルマガに「クラシック音楽夜話」と「ベートーヴェン音楽夜話」があります。

今日、久しぶりに「ベートーヴェン音楽夜話」が配信されました。そのテーマが、ベートーヴェンの弦四のコンサートでの、磯山氏の講演についてでした。

この内容が、とても私の興味を引き、また私の現在のベートーヴェン観と似通っているので、示唆に富むものでした。

特に、ベートーヴェンの弦四については、数量調査してみるとほぼ彼の作曲期間のすべてにおいて作曲されており、初期、中期、晩期と分けられ、それぞれ特徴があると結論付けておられます。

初期:ハイドンモーツァルトの影響下にあるけれど、すでに彼の個性が打ち出されていて、世の中に羽ばたいていく時期
中期:彼のスタイルが確立されて、脂の乗り切っている時代
晩期:自分自身のために音楽を書いている時代。

と分類されており、実はこれは私が弦四を聴いていて感じた通りなのです。このあたりはさすが専門家だなと思います。

昨日、ベートーヴェンの弦四を借りてきたと書きましたが、実はこれで私はベートーヴェンの弦四をすべて聴いたことになりました。その結論が、ほぼ同じだったので、今日メルマガを読んで、びっくりしました。

実は、今はベートーヴェンのピアノ・ソナタを聴きながら書いているのですが、ピアノ・ソナタについては磯山氏は「初期に多い」」といわれています。もちろん、数の上でであり、実際は晩年にも書いています。最近、ようやくピアノ・ソナタにも興味がわき、今日その聴き始めなのです。

本当に、なんと言う縁なのでしょうか。

音楽の不思議な力を感じます。

もともと、私が音楽関係のブログなり、メルマガなりをやろうと思い立ったきっかけを作ったのは、上で挙げたマルマガの発行人(musiker氏)なのです。この方とは実際にお会いしたことがないのですが、いくら感謝してもしつくせません。

今度は、私が自分の世界を展開して、それをお返ししようと思っています。