かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から~府中市立図書館~:久石譲とフーチャー・オーケストラ・クラシックスによるブラームスの交響曲第1番

東京の図書館から、今回は府中市立図書館のライブラリである、久石譲指揮フーチャー・オーケストラ・クラシックスによるブラームス交響曲第1番のアルバムを取り上げます。

久石譲はこのブログでもベートーヴェンの第九のアルバムを取り上げています。それ以来、久石譲の指揮は好きになっており、その第九はスマートフォンに入れて聴いているくらいです。そのため、図書館でこのアルバムを見つけた時に借りたいと思ったのでした。

ykanchan.hatenablog.com

この時のオーケストラはナガノ・チェンバー・オーケストラ。それとは違うオーケストラ・・・ではないんです。実はほぼ同じオーケストラが名前を変えて新たなる出発をしていたのです。そのため、借りたということでもあります。上記エントリで私はこう書いています。

「ところが、勘のいい方ならお分かりかと思いますが、その室内オケの更新が2018年で止まっているわけなんです。私も最初こんな地方でこれだけの意欲的な活動が継続できるのか?と思いましたがそれは予想通り・・・・・今年3月には音楽監督だった久石譲氏が退任、現在オケは宙ぶらりんになっているようです。」

その宙ぶらりんな状態を解消し、新たに東京を拠点(この録音はその拠点である東京オペラシティコンサートホール)に長野でも演奏を行っているのがフーチャー・オーケストラ・クラシックスなんです。以下の久石譲ウィキペディアのページにも項目がありますが、オーケストラ単独のページもウェブサイトもありませんのでご注意を。ウェブでは唯一Facebookにありますが2022年で更新が止まっています。おそらく現在は活動を休止した可能性が高いですね。久石さんもウィーンフィルなどを振るようになってさらに忙しくなりましたしね。

ja.wikipedia.org

さて、演奏はとにかくテンポが速い!古楽演奏かと思うくらい。ですがある意味ベートーヴェンの時とスタンスを変えていないのです。総演奏時間は何と!以前取り上げたヴィンタートゥール・ムジークコレギウムよりも短いんです。わずか39分!

ykanchan.hatenablog.com

第1楽章と第2楽章がとにかく速い!第3楽章と第4楽章に関してはヴィンタートゥール・ムジークコレギウムとさほど変わらないんですが第2楽章までが速いので全体的によりアグレッシヴに感じますが、ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムの演奏を聴いていたためなるほど久石さんらしいなあとしか感じませんが(^^;)

ヴィンタートゥール・ムジークコレギウムの演奏はハイレゾだったので録音時期が分かりませんでしたがネット検索してみると2018年とのこと。このフーチャー・オーケストラ・クラシックスが2020年なので僅か2年しか差がないということになります。意識してなのかはわかりませんが団員の中にはヴィンタートゥール・ムジークコレギウムの演奏が念頭にあった可能性はあります。ゆえに久石さんのアプローチに違和感を感じていないということはあったはずです。

この演奏で言えば、第4楽章もとてもテンポが速いのですが第2楽章までの速さに慣れてしまうともうさほど速くは感じなくてむしろこれがブラームスが表現したかったことなのかもとすら思うのはヴィンタートゥール・ムジークコレギウムのを聴いた時と同じ印象です。また昨年1月にバッハ・コレギウム・ジャパンによる「ドイツ・レクイエム」を聴きに行った時もこの演奏をも聴いていたことで、今までのブラームスの作品へのアプローチが私の中で全く変わりつつあります。久石さんはあくまでも自らの音楽であるミニマルミュージックを基礎としてアプローチしていますがそれがクラシック音楽の演奏に新しい風を確実に吹き込んだと言えます。

個人的には以前からのどっしり系も好きですが、この久石さんのアプローチも爽快で好きです。オーケストラもアグレッシヴな中でもしっかりと歌っていますし、日本の演奏家のレベルの高さを見せつける演奏にもなっています。

これだけアグレッシヴで生命力ある演奏を聴いてしまうと、このコンビでブラームス交響曲を全部聴きたくなりますよね~。はい、なのでハイレゾを分売でと考えていたのですが・・・現在のQobuzでは確かに全集は販売していますが残念ながら全集のみの販売となっており個別だとストリーミングサービスになるようです。残念・・・また府中市立図書館にもこの一枚しかないために、いずれにしてもCDもしくはハイレゾで全集の購入が必要になります。そのため確実に重複しますが将来Qobuzで全集を購入する予定でいます。いろんな予算の都合があるのでまだ実現していませんが、実現すればまたこのブログでエントリを上げたいと思います。その意味では導入編として図書館で借りることができたのもまた幸せだと思っています。

 


聴いている音源
ヨハネス・ブラームス作曲
交響曲第1番ハ短調作品68
久石譲指揮
フューチャー・オーケストラ・クラシックス

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方、そして新型コロナウイルス蔓延の最前線にいらっしゃる医療関係者全ての方に、感謝申し上げます。