かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から~小金井市立図書館~:デイヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団によるシューマン交響曲全集2

東京の図書館から、2回シリーズで取り上げています、デイヴィッド・ジンマン指揮チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の演奏によるシューマン交響曲全集、今回はその第2回目。第2集を取り上げます。

第2集と言っても、CD2枚目という形になりますが、番号順で第3番と第4番が収録されていますが、実は成立順で言えば最後の作品と2番目ということになります。

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

第4番は4楽章ありますがひとまとまりとして演奏されることが多く、私も面倒なので一つでリッピングしてあります。一方の第3番は5楽章。つながっていもいません。ただ、通常の交響曲というよりは交響詩と言っていいかもしれない側面もある作品です。

そんな二つですが、ジンマンとチューリッヒ・トーンハレ管は実に魅力的に演奏するんですよね~。これもすでに私が持っている演奏が霞むくらい。もちろん、すでにある演奏がダメというわけではないですが、シューマン交響曲を纏めて聴きたい!となると、多分この前週で事足りるような気がしています。

特に、スマホで聴くのなら、おそらくこの全集で十分かな、という気がします。もちろんPCで聴いてもグッド!それだけにテンポ感とか、歌うオケとかに全く不満がないんです。十分歌っているはずなのに、余計なぜい肉はそぎ落とされており、テンポ感も十分。おそらく、前期ロマン派の「音楽の美」というものはこういうものであろうと納得できるような演奏です。

こういう演奏こそ、プロの演奏で聴きたい演奏だ!と思います。なかなかこれだけバランスが取れていてしかも魅力的な演奏にお目にかかれることはないと思います。シューマン交響曲はともすればバランスが悪いと言われますが、それはもしかすると、ベートーヴェンのように、未来のオーケストラを見据えていたからかもしれません。その「行間」を掬い取ったかのようなジンマンとチューリッヒ・トーンハレ管の演奏、久しぶりに熱くなりました。

 


聴いている音源
ロベルト・シューマン作曲
交響曲第3番変ホ長調作品97「ライン」
交響曲第4番ニ短調作品120
デイヴィッド・ジンマン指揮
チューリヒ・トーンハレ管弦楽団

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方、そして新型コロナウイルス蔓延の最前線にいらっしゃる医療関係者全ての方に、感謝申し上げます。