かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

今月のお買いもの:ファジル・サイが弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集6

今月のお買いもの、令和2(2020)年5月に購入したものをご紹介しています。シリーズで、e-onkyoネットストアにて購入しました、ファジル・サイが弾くベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集をとりあげていますが、今回はその第6回目です。

一応、初めてこのエントリを目にする方のために説明しますが、あくまでも第6集ではなく第6回です。なぜなら、この音源はハイレゾであるため、第1番から第32番までがまとまって収まっているからです。それをいきなり全部というのもなんだと思ったので、分割してご紹介しています。

その第6回では、第16番から第18番までの3曲をとりあげます。サイのピアニズムはいよいよ冴えてきています。第16番の繊細さ、第17番の壮麗さ、そして第18番の生命力!どれをとっても非の打ち所がない、魂からのメッセージのような演奏です。

速いパッセージも軽薄さがなくむしろ精神の発露を見出せますし、とにかく聴いていて楽しいのなんのって!

こういう演奏を聴くのは本当に楽しいです。特にほとんど外れがないとわかったときの喜びときたら!もちろん、この先なにが起きるかわかりませんけれど・・・・・

特に、しり上がりに番号を経るに従いさえまくっているのはもう超人的とすら言えるのではないでしょうか。サイがベートーヴェン・イヤーを踏まえて録音したという、その精神には共感することが多く、むしろ何でこんなに素晴らしいピアニストを私は放っておいたんだろうとすら思い、恥ずかしい限りです。

サイ、そんな私を許してくだサイ、なんちて・・・・・ああおバカ!

そんなおやぢギャグも出るくらい、この第16番から第18番までを聴いていますと聴いているこちらが喜びにあふれてきます。こういう演奏を聴いているときが一番幸せだなあと思います。

 


聴いているハイレゾ
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン作曲
ピアノ・ソナタ第16番ト長調作品31-1
ピアノ・ソナタ第17番ニ短調作品31-2
ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調作品31-3
ファジル・サイ(ピアノ)
(Warner Classics)

地震および津波、水害により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福と復興をお祈りいたします。同時に救助及び原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方、そして新型コロナウイルス蔓延の最前線にいらっしゃる医療関係者全ての方に、感謝申し上げます。