かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

音楽雑記帳:ハイレゾをスマホで聴いてみた1

久しぶりに「音楽雑記帳」のコーナーです。今回は宣言通り、携帯音楽プレーヤーでハイレゾを聴いてみたらどうなるのか、をテーマとして取り上げます。

詳しい人であるならば、まあハイレゾをそのスペックでしっかり聴くにはいろんな装備が必要であることを知っているとは思いますが、取りあえず今回はスムーズに聴くことができるのか、が主題です。

どういうことかと言えば、ハイレゾをそのスペックそのもので聴くには、対応するD/AコンバーターDACと言います)が必要になるわけですが、たいていスマホでは非対応のことが多いんです。実際私のPCでさえ、そのスペックを十分に再現しているとは言い難いのが実情です。それでも、データ量の豊富さは、再現に影響することが多いのが、PCの特徴だと言えるでしょう。

一方、スマホは、その小ささゆえに、PC以上に貧弱なDACを積んでいることが多く、PC以上に別途DACをつなげて聴かないと、そのスペック通りには聴けないんです。

では、全く聞けないのかと言えば、ダウンサイジングで聴くことは可能なんです。ところが、それすら難しい場合が、スマホではあるってことなんです。これはもう、間にDACを挿むとか言う以前の問題です。それが可能なのかという、本当に基礎的な問題を今回は取り上げています。

さて、私は実は携帯音楽プレーヤーとして二つを所有しています。一つは普段mp3プレーヤーとして使っている、グリーンハウスのGH-KANART8。そしてもう一つは、auスマホAquos SHV33です。

残念ながら、グリーンハウスのGH-KANART8は、ハイレゾを再生することはできますが、私が持っているクラシックのではサイズが大きすぎ、不可能でした。そのため、AQUOS SHV33で試そうとしたわけです。

結果は、再生できるが、ファイルによっては不可、というものでした。再生を試したのは、以下のものです。

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮、ウィーン・フィルほか モーツァルト レクイエムニ短調K.626
ダニエル・バレンボイム指揮、シュターツカペレ・ベルリン他、ベートーヴェン交響曲全集
アンドレア・バッティストーニ指揮、東京フィルハーモニー交響楽団他、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートヴェン作曲 交響曲第9番ニ短調作品125「合唱付き」
飯森範親指揮、日本センチュリー交響楽団 フランツ・ヨゼフ・ハイドン作曲 交響曲第6番ニ長調Hob. I:6「朝」、交響曲第17番ヘ長調Hob. I:17、交響曲第35番変ロ長調Hob. I:35
(下2つについては、いずれ「今月のお買いもの」コーナーで取り上げます。)

このうち、無事再生できたのはカラヤンモツレクと、バレンボイムベートーヴェン交響曲全集の二つ。バッティストーニ/東フィルの第九と飯森/日本センチュリー響のハイドンは再生できませんでした。

ネットで調べてみると、バグ、或はファイルが壊れているのではという意見もあるのですが、バッティストーニの第九と飯森氏のハイドンは、スマホのどのプレーヤーでも再生不可能だったのです。こうなると、ソフトよりも、ハードに問題ありと考えるほうが自然です。例えばメモリだとか・・・・・

ある程度削除しても再生不可能でしたから、まだスマホ自体がハイレゾを聴くにはスペック不足なのだろうと判断しています。そのため、次買い替える時にはソニーのエクスぺリアXZ1も現在候補に入っています。どうせハイレゾがしっかりと聴けるプレーヤーを買うとすれば、1万どころかもっと値段するんです。それなら、スマホで割符で買うほうが負担は少ないですから(まあ、それだけ金利かかりますけどね)。onkyoハイレゾプレーヤーなどは9万位します。それを考えれば、ソニーのエクスぺリアを買うほうが、本体値段は実はほぼ同じですが、値打ち感は断然あります。

スマホのOS自体は、アンドロイド5なので問題ないんですが、そこではなく、恐らくスマホ自体が、基本mp3に対応するものであって、ハイレゾはファイルによるのだろうと想像しています。なぜならば、PCからスマホへデータを移していると、「このファイルは再生できないかもしれません」という表示が出るからなんです。それでも、バレンボイムベートーヴェン交響曲全集は曲がりなりにも全部聴くことができたんです。ですから、さらに行けるかと入れたら、新規に入れたその二つは、全く再生しなかった、と言うわけなんです。

さて、再生したとしても、まだ問題があります。なぜ私がベートーヴェン交響曲全集を入れたのか、なんです。それは、第5番「運命」と第6番「田園」のつながっている各楽章がしっかりつながって再生されるのかを、試したかったからです。クラシックを聴くならば、この2曲が聴けなければ、かなりストレスがたまることになります。通常は、ハイレゾではギャップがないことになっていますから、無事つながって聴けるはずなんですが・・・・・

結果は、不可だったんです。auですから当然まずはプレーヤーはLISMO。これが残念ながら、ガラケーの時同様、ギャップが入る仕様になっているんです。

ネットで調べてみますと、どうやらギャップレスで再生するのは、Google playだけ、という結果が。そのため、Google Playに登録して、スマホに入っているプレーヤーで聴いてみると・・・・・見事にギャップレスで、自然につながって再生されたのです!しかも、LISMOよりも断然音がいい!

これは、正直auはかなり考え直すほうがいいと思います。スマホで音楽を聴くのは何もJ-popや洋楽ファンだけではありません。むしろ、時間のないサラリーマンなどがクラシックを聴いているってことも多いんです。是非ともこれはせっかくハイレゾの時代に変ってきているわけですから、ギャップレスで最低でも聴けるようにしてほしいと思います。できれば音質もですが、ソニーのエクスぺリアだと、ソニー独自のプレーヤーが入っているので、そのほうが恐らく音質はいいはずです。それでもギャップレスの問題はあるので、ここはオーディオで定評のあるソニーですから、ギャップレスで再生できるようにしてほしいと思います。少なくとも、auスマホソニー機を選んでくれれば、それだけソニーの売り上げにもなるわけですから、このあたりはウォークマンともども、改良してほしいなと思います。

と言うのは、実はGoogle playはただではないからです。月々970円ほどかかるんです。まあ、出せない額ではないですが、せっかくハイレゾがギャップレスなのに、ギャップが入るように設定するのはどうもなあって思います。このあたりに、まだmp3が基本の精神が見え隠れするんですよね。欧米のハイレゾ対応ソフトは音質もよく、その上で無料のものが多いんです。その代り、ギャップは入るという設定。有料ならギャップレスにしますよという感じですが、日本のは音質もまあまあ不足はないけれど、特にすごいってわけではない、その上ギャップ入ります、でも下手すれば有料です、ではどうなんだろーって思います。勿論、auLISMOは無料なので、ギャップが入るのは仕方ないかもしれませんが、それならすべてのハイレゾが聴けるだけのスペックを、スマホに搭載してほしいって思います。その点では、今のスマホには期待している部分もあるんです。

私のスマホも、もう購入して2年がたちました。携帯電話は2年サイクルで進化しています。今ではメモリも私が持っているものとは段違いになりつつあります。買い換えたらどれだけのハイレゾが聴けるのか、楽しみです。

さて、まずは第1部はこの辺で。では第2部もあるの?という、ア・ナ・タ。当然です!ギャップが入るんだったら、ファイルをつなげて一つにすればギャップレスになるわけです。第2部ではその「ファイル連結」がWAVのように可能なのかを検証してみたいと思います。




地震および津波により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。同時に原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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