かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

東京の図書館から〜小金井市立図書館〜:グラズノフ 交響曲集2

東京の図書館から、小金井市立図書館のライブラリを御紹介していますが、今回はグラズノフ交響曲集から第2集を取り上げます。

実は、この第2集に収録されている作品は、いずれも以前エントリを立ててご紹介したことがある作品なのです。交響曲第2番と第1番「スラヴ」です。

今月のお買いもの:グラズノフ 交響曲第2番・第7番
http://yaplog.jp/yk6974/archive/1137

今月のお買いもの:グラズノフ 交響曲第1番・第4番
http://yaplog.jp/yk6974/archive/1138

ではなぜ、重複してでも借りてきたのかと言えば、答えは明快です。上記1138番のエントリで、私はこう述べています。

「以前であれば、ブリリアント・クラシックスから交響曲全集が出ていましたから、そちらを購入するのが普通で、実はその線で考えていました。つまりは、基本、銀座山野楽器で。

ところが、最近ブリリアントの棚に見かけなくなりました。ブリリアントはよく廃盤にもなりますので・・・・・いやあ、それだけは勘弁してほしいんですけどねえ。

人気筋だけになってくるのは、メーカーとしては仕方ないのでしょうが・・・・・

ということで、グラズノフに関しては再考を迫られることとなったわけです。そこで、図書館で借りつつ、CDも買いましょうということで、最近グラズノフ交響曲を固めて購入しています。」

と言うわけで、図書館と相成ったわけなんですが、でも小金井ではないかもなあと思っていました。もう全部そろえるのは無理なんじゃないかと思っていた矢先、小金井で有ったと言う訳なんです。

これは奇跡と言うか、本当に小金井の司書さんたちは頑張ってます。本当に小さい市なんです、小金井は。横浜あたりなら問題にならない新しい市庁舎建設も、紆余曲折があって、市長選の争点になるような市です。小さいがゆえに財政が苦しいので。でも、図書館にはこんなに素晴らしいライブラリがあるんですよ。数こそ神奈川県立図書館に比べればスズメの涙ほどですが。

元々、有名曲は図書館でというのが私の方針でした。それに従えば、小金井のような小さい市の図書館であっても、宝の山です。

要するに、第1集に収録されている第3番、第9番が聴きたかったわけなんです。それでグラズノフ交響曲はコンプリートだったからです。殆どCDと小金井市立図書館で済んでしまったのは、あまり裕福ではない私にとって、本当にありがたいことです。

だって、もっと早く知っていたら、多分ナクソスも買ってないと思います。演奏的にはどちらもいいんですが、どうしてもどちらかに決めよと言われれば、このセレブリエール/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管のほうを挙げます。

何故なら、とにかく生き生きとしていて、アンサンブルを豊潤に鳴らすからです。生命力だけならナクソス盤もけっこう行けます。でもアンサンブルの豊潤さとなると、断然このセレブリエール/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管のコンビです。

ただ、ナクソス盤をそれでも捨てないのは、そのコンプリートの内、第4番と第7番はそのナクソス盤でということにしたからです。第4番と第7番もセレブリエール/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管で持てれば、放出する可能性すらあります。ハイレゾで出ないかなあって密かに思っているんですけどね。

グラズノフは図書館でもなかなか全集を揃えないんですよねー。特にこのセレブリエールの解釈は素晴らしいのに・・・・・ということは、あまり棚を置くスペースがない私としては、ハイレゾに希望を託すってことになるわけです。少し物色してもいいかもしれませんね。でも、ナクソス盤も決して悪い演奏ではないんです!ですから、リッピングしてWAVで保存してから放出かなって思います。まあ、ナクソス盤もディスクユニオンでの購入ですから中古なんですけどね。

でも、そろそろ私も、幾つかの音源をリッピングして音楽ファイルとして残しておき、CDはディスクユニオンで売り払い、他に聴きたい方に聴いてもらうという段階に来ているのかもしれません。それほど、セレブリエールの解釈はグラズノフという作曲家に深い共感を示すものであり、ゆえにオケは生命力があり、かつ豊潤で、その上で「情熱と冷静の間」が絶妙の、名演だと思います。

ネットで調べてみれば、グラズノフはすでに海外のビッグネーム、例えばヴァントも録音しています。そろそろ日本のオケでの録音も期待したいところです。




聴いている音源
アレクサンドル・グラズノフ作曲
交響曲第2番嬰ヘ短調作品16
交響曲第1番ホ長調「スラヴ」作品5
ホセ・セレブりエール指揮
ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

地震および津波により被害にあわれた方へお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。同時に原発の被害を食い止めようと必死になられているすべての方に、感謝申し上げます。




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