かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

マイ・コレクション:バリトンの「美しき水車小屋の娘」

今回のマイ・コレは、シューベルトの歌曲集「美しき水車小屋の娘」です。ボー・スコウフスバリトン、ヘルムート・ドイチュのピアノです。

このCDを買ったのは今から14年ほど前。シューベルトの3つの歌曲集のうち二つをそろえ、あと一つをずっと買いたくていろんなCDを買うたびに物色して、このCDにたどり着きました。

まず、この曲の説明から行きましょう。

美しき水車小屋の娘
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E3%81%97%E3%81%8D%E6%B0%B4%E8%BB%8A%E5%B0%8F%E5%B1%8B%E3%81%AE%E5%A8%98

このウィキの説明にもあるように、ストーリー性のある歌曲集で、とてもドラマティックです。それだけに声の美しさと表現力が問われる作品でもあります。

さて、ウィキの説明にもありますが、もともとこの作品はテノールもしくはバリトン用のもので、なおかつ理想はテノールだとされていますが、ボー・スコウフスバリトンなのですね〜。

もちろん、それは買うときにわかって買っています。実はこれしかなかった、というのが真相です。この曲に関しては比較的新しい録音よりも、古くてもいいと思っていましたがそんな時に限ってないんですよね〜、古い録音が。

で、以前の姿勢どおり、デジタル録音のものを買ってきたというわけです。ですので、オーディオではとてもいい音でなってくれますし(はい、新しいオーディオ買いました!いずれ、エントリ立てます)、今パソコンで聴いていますがそのパソコンでもいい音でなってくれます。

しかし、シューベルトの歌曲集に関しては、デジタル録音ではなかなかいいのがないなあというのが、感想です。この演奏も悪くはないのです。表現力も充分ですし、過度のロマンティシズムに陥ることなく、力強さとしなやかさを兼ね備えます。が・・・・・

音が激しく上下するところで、Hが入るんですね〜。宗教曲を歌っている合唱団の方ならピン!と来るはずです。その部分がなだらかではないんです。

いや、それも全体的にそうだというわけではないんですが、冒頭「さすらい Der Wandern」でそれがいきなり顕著なのです。

これはもう少しなだらかにいかないのか?と思います。バリトンだからなのか、それともボー・スコウフスの実力なのか・・・・・

そのてんから、実はこの作品だけはもう一つ以前からCDを買う、もしくは図書館で借りてくるということをしようかと思っています。この演奏でも悪くはないですし、聴いていてじんと来るものもあります。でも、何かが足りない・・・・・

その何かがなんなのかを、突き止めようと思っています。もうこのCDを買った時よりも年齢が上になってしまったためであれば、また視点も違ってくるんですけどね。

でも、まだこみあがってくるものもあるので、恐らく演奏側にあるのだろうと思っています。



聴いているCD
フランツ・シューベルト作曲
歌曲集「美しき水車小屋の娘」」D795
ボー・スコウフス(バリトン
ヘルムート・ドイッチュ(ピアノ)
(ソニー・クラシカル SRCR 1917)



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