かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

コラム

想い:右翼作曲家たちの怠慢~現代日本のクラシック音楽シーンを考える

想い、今回はこの国が本当に「左寄り」なのかを、クラシック音楽という視点から考えたいと思います。 よくネット上で言われるのが、この国は左寄りになってしまった、というものです。しかし本当にそうでしょうか?それは何をもってそのように言われるのか、…

東京の図書館から~小金井市立図書館~:レスピーギ 作品集2

東京の図書館から、小金井市立図書館のライブラリをご紹介しています。今回はレスピーギの作品を収録したアルバムの2枚目です。 2枚目には、「リュートのための古風な舞曲とアリア」の全曲、そしてローマ三部作の残り1曲、「ローマの松」です。 1曲目の「リ…

想い:オリンピックとパラリンピックの開閉会式を考える

久しぶりに「想い」を掲載します。テーマはオリンピックとパラリンピックの開閉会式です。 私も全部見たわけではなかったのですが、それでもオリンピックの閉会式はほぼ全部見て、開会式はダイジェストで見ました。パラリンピックも開会式は入場行進までは見…

音楽雑記帳:PCでいい音で聴ける?決め手は「排他モード」

音楽雑記帳、今回はPCで音楽を楽しむ秘訣を一つご紹介します。 PCあるいはタブレットでも同じではあるんですが、通常そういった情報機器で据え置きデッキのような音は難しいって思ってしまいがちです。当の私も随分長い間そのように思っていました。 しかし…

東京の図書館から~小金井市立図書館~:ベルグルンドが振るシベリウス交響曲全集及び管弦楽作品集5

東京の図書館から、小金井市立図書館のライブラリである、パーヴォ・ベルグルンドが振るシベリウスの交響曲全集と管弦楽作品集の第5集を取り上げます。 第5集には交響曲第7番、そして「フィンランディア」を代表する交響詩、そしてカンタータと混声合唱曲が…

東京の図書館から~府中市立図書館~:朝比奈隆と大阪フィルハーモニー交響楽団によるベートーヴェン交響曲全集5

東京の図書館から、6回シリーズで府中市立図書館のライブラリである、朝比奈隆指揮大フィルによるベートーヴェンの交響曲全集を取り上げていますが、今回はその第5回、第5集を取り上げます。 第5集には交響曲第6番「田園」が収録されています。え?その1曲だ…

音楽雑記帳:新型コロナウイルス感染症罹患記

音楽雑記帳、今回は私自身の新型コロナに罹患したことと関連付けてお話をしたいと思います。 8月15日のことです。私は夜勤に向かうべく、昼頃には目が覚めていました。しかし、その前日くらいからなかなか起きられずにいました。 眠いわけでもなく、しかし起…

今月のお買いもの:ラトルとウィーン・フィルによるベートーヴェン交響曲全集4

今月のお買いもの、令和3(2021)年7月に購入したものをご紹介しています。今回は府中市立図書館のライブラリでは音飛びして聴けなかった、ベートーヴェンの交響曲全集のうち、第7番をご紹介します。ディスクユニオン新宿クラシック館での購入です。 とはい…

神奈川県立図書館所蔵CD:ノイマンとチェコ・フィルによるスメタナ「わが祖国」

神奈川県立図書館所蔵CDのコーナー、実は今回が最終回。ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるスメタナの「わが祖国」を取り上げます。 スメタナの「わが祖国」は、私が好きな曲の一つでもあります。中学校の時に合唱曲で…

東京の図書館から~小金井市立図書館~:ピストン 交響曲第6番ほか

東京の図書館から、今回は小金井市立図書館のライブラリである、ピストンの交響曲第6番ほかが収録されたアルバムをご紹介します。 ピストンって、エンジンの?と思ってしまいますよねえ。あるいはそこから飛んでピストン西澤さんが交響曲を作曲したのか!と…

想い:追悼 ハインリッヒ・シフ

久しぶりに、「想い」のコーナーをお届けします。というのも、昨日、チェリストのハインリッヒ・シフの訃報が飛び込んできたからです。 ハインリッヒ・シフに関しては、このブログでも6年前に取り上げています。 今月のお買いもの:ドヴォルザーク・シューマ…

音楽雑記帳:合唱団の並びはどれがいい?

音楽雑記帳、今回は第九のシーズンであることを鑑み、合唱団の並びについて述べたいと思います。 第九を例にとりますが、皆さんは合唱団の並びって、気にしたことありますか? オケは例えば18世紀シフトなどが有名ですが、合唱団の並びも実は変遷があります…

音楽雑記帳:NHKFMネット配信開始はコンポの未来を変える

音楽雑記帳、今回はFM放送がオーディオにもたらす可能性についてです。 ようやく、NHKラジオ放送のネット配信が始まりました。 NHKネットラジオ らじる★らじる http://www3.nhk.or.jp/netradio/ 以前、このコーナーで今年の秋にはNHKがネット配信を始めるよ…

音楽雑記帳:古典派の音楽を理解するには正倉院の宝物?

音楽雑記帳、今回は古典派の法則について述べてみます。 常に私が申しております、「リフレインは弱く」というものがあります。これは古典派の時代において、コントラストをつけることに役立っています。 というより、なぜ同じ旋律がわざわざ繰り返されてい…

音楽雑記帳:追悼 宇宿允人

音楽雑記帳、先週に引き続き追悼にお付き合いください。先週のヨゼフ・スークに続き、今回は宇宿允人です。 宇宿允人は以前このブログでもエントリで取り上げています。 マイ・コレクション:宇宿允人の第九 http://yaplog.jp/yk6974/archive/522 この時に取…

音楽雑記帳:追悼 ヨゼフ・スーク

2011年7月7日、闘病中のヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークがなくなりました。 彼はチェコを代表する名ヴァイオリニストで、スーク・トリオを結成し、多くの名演奏を世に送り出しました。 このブログでも、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲のシリーズを取り上…

想い:これから必要になる、「音楽による心のケア」

震災から、2か月ほどたちました。 被災地は未だ苦しみの中にいます。特に福島県は原発の状況が芳しくないがため、状況的にはかなり追い詰められていると思います。 そんな時こそ、心のケアが必要になってきます。 私がなぜ、震災後一日も欠かさずエントリを…

音楽雑記帳:管弦楽の弦楽四重奏版って面白い!

以前、何度かご紹介したことのあるオケ曲の弦楽四重奏曲版ですが、本当に面白いです! どんな編曲をしているのかとか、とても気になります。 最近はベートーヴェン自身の編曲なども図書館で借りてこようなんて思っていますが、ハイドンやモーツァルトもバン…

想い:よみがえれ!ミューザ川崎

3月11日に発生した東北・関東大震災。大津波で甚大な被害が出る一方、液状化で東京近郊でも被害が続出しています。液状化はしなかったものの、海に近い場所では揺れが激しく、そのために被害を受けた建物も数多く存在します。 音楽関係では、川崎市にあるミ…

想い:コンクールが動画を公開することを利用しよう

今年はコンクールイヤーといった感じで、各地でコンクールが開かれています。とくにそう感じるわけは、やはりオリンピックと同様の重みをもつショパンコンクールが開かれたことにもよるかなと私は思っています。 さて、最近はコンクールも動画で選考の様子を…

想い:カザルスホールは残せないのか

今日は、久しぶりにコラムをお届けします。 東京・御茶ノ水にある、日本大学カザルスホールが、今年(2010年)3月31日をもって使用を停止するとの発表が、大学当局からありました(実際、公演は現在一つも行われていないようです)。 残念です・・・・・・ …

想い:音楽を聴く楽しみをもう一度

昨年来から、私は述べていますが、クラシックを盛んにするためのいくつかの処方箋を提示しています。 もちろん、それは私見でありますし、すぐにそれが実現できないものもあります。 でも、それをこまねいていては、クラシックが盛んになる下地が出来ないと…

想い:クラシックで音質にこだわるなら、時代はもうUSBなのでは

久しぶりの「想い」です。これからは、この「想い」のコーナーは気が向いたときにアップすることにしました。 さて、今回もまたUSBメモリについて語りたいと思います。 渋谷HMVが8月中旬をもって閉店することとなりました。 この店は、以前から申し上げてお…

想い:再び、USBメモリを語る

今年の初め、「音楽雑記帳」のコーナーでUSBメモリについてお話をしたと思いますが、再び今度はコラムで取上げます。 図書館で借りて、それをパソコンでリッピングするようになって思うのは、CDというのはこれほど外部要因を受けるメディアだったのだな、と…

想い:「ロックの学園」が果たしている役割は大きい

先日、私のマイミクさんがブログで「音楽道場」なるものをはじめましたので、ご参加いかがでしょうかとかかれましたので、参加して来ました。 基本的な形態はサロンでありますが、そこで演奏者が考えたテーマに沿って、いろんなことを話し合うというもので、…

想い:御柱の年には、第九をやって欲しい〜サイトウ・キネン・フェスティバル松本〜

今年も秋に、サイトウ・キネン・フェスティバル松本が開催されます。ほぼ全プログラムが発表になり、私も今度ばかりは行きたいなと思うものがいくつかあります。 そんな中で、私は以前からおもっていることがあります。会場のうちのひとつに、岡谷市のカノラ…

想い:図書館はもっとCDを貸し出そう

毎週水曜日と木曜日に神奈川県立図書館所蔵のCDをご紹介していますが、皆さん不思議に思いませんか?なぜ、あなたは市の図書館に借りに行かないのか、と。 私が住む横浜市の中央図書館にも、実は県立図書館並みのライブラリがあります。ところが、こちらは閉…

想い:楽譜が読めるなら演奏者を応援すべき

最近、楽譜が読める読めないで私は批判の矢面に立ちましたが、それで感じたことがあります。 楽譜が読める、つまり楽譜を見ただけで頭の中で音楽が鳴る方は、どれだけ日本の音楽家を育てているのだろうか、と。 演奏者ではあるが、基本的にはリスナーである…

想い:岡本真夜の楽曲って、よくなかったか?

上海万博が開幕しましたね。万博好きな私は行きたいところですが、いくら物価が安いとはいえ、中国は・・・・・って感じです。 行きたい国のひとつではありますが、いろいろ問題も多い国。もう少し様子を見てからにしたいです(行くなら、万博よりは歴史方面…

想い:白紙で「聴く」ことの重要性

先日、このブログを公開しているとあるSNSで、あなたは書く資格がない、なぜなら、楽譜も読めないし聴いている曲も偏向しているからだ、とのご指摘がありました。 それは、素直に認めたいと思いますが、それはこのブログの主旨から外れることなのです。ご指…