かんちゃん 音楽のある日常

yaplogから移ってきました。日々音楽を聴いて思うことを書き綴っていきます。音楽評論、想い、商品としての音源、コンサート評、などなど。

2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

音楽雑記帳:追悼 ヨゼフ・スーク

2011年7月7日、闘病中のヴァイオリニスト、ヨゼフ・スークがなくなりました。 彼はチェコを代表する名ヴァイオリニストで、スーク・トリオを結成し、多くの名演奏を世に送り出しました。 このブログでも、ベートーヴェンのピアノ三重奏曲のシリーズを取り上…

想い:なでしこ達に捧げる曲

なでしこ達が、やってくれました。 確かに完全な勝利ではないけれど、最後まであきらめずに戦った、素晴らしい戦いでした。 しかし、私は今一つの憂慮を持っています。それは私も含め、どれだけの人が女子リーグに注目し、応援していたかということです。 以…

神奈川県立図書館所蔵CD:ショパン ピアノ作品全集11

神奈川県立図書館所蔵CDショパンピアノ作品全集の今回は第11集を取り上げます。ようやく、ピアノ・ソナタです。 実は、この全集を借りたいと思い立ったきっかけが、この第11集で取り上げられているピアノ・ソナタ第2番なのです。某ピアニストの演奏を東京文…

神奈川県立図書館所蔵CD:ショパン ピアノ作品全集10

神奈川県立図書館所蔵CDショパンピアノ作品全集の今回は第10集を取り上げます。マズルカの第2部となります。 マズルカはポーランドのいくつかのリズムを使った作品ですが、基本的に私的な音楽と位置付けられます。この第10集にはそんな作品が幾つか収められ…

神奈川県立図書館所蔵CD:ショパン ピアノ作品全集9

神奈川県立図書館所蔵CDショパンピアノ作品全集の今回は第9集を取り上げます。いよいよ「マズルカ」の登場です。 まず、マズルカという曲がどういうものなのか説明しましょう。 マズルカ (ショパン) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%BA%E3%83%…

マイ・コレクション:BCJ バッハ カンタータ全曲演奏シリーズ7

今回のマイ・コレは、BCJのバッハカンタータ全曲演奏シリーズの第7集です。この第7集は結構面白いカンタータが目白押しです。 基本的には1714年前後、ヴァイマールで作曲された作品になるのですが、4曲収録されていますがそのうち3曲がクリスマス用となって…

マイ・コレクション:BCJ バッハ カンタータ全曲演奏シリーズ6

今回のマイ・コレは、BCJのバッハカンタータ全曲演奏シリーズの第6集です。収録されているカンタータは第31番と第21番の二つです。 この二つはバッハの初期におけるカンタータのうち傑作の誉れ高いもので、特に第21番は何度も再演されています。 まず第31番…

今月のお買いもの:クルーセル クラリネット協奏曲・四重奏曲全集�A

今月のお買いもの、4枚目はクルーセルのクラリネット協奏曲全集・四重奏曲全集の2枚組から、四重奏曲のほうです。 昨日、クルーセルは当時クラリネット奏者として活躍していたということをご紹介しましたが、その本領発揮ともいえる今度はクラリネット四重奏…

今月のお買いもの:クルーセル クラリネット協奏曲・四重奏曲全集�@

今月のお買いもの、三つめはクルーセルのクラリネット協奏曲と四重奏曲の全集です。2枚組のため2回にわけてご紹介します。まず今回は一枚目のクラリネット協奏曲全集です。 まず、クルーセルという作曲家についてご紹介しましょう。1775年にフィンランドのウ…

神奈川県立図書館所蔵CD:ショパン ピアノ作品全集8

神奈川県立図書館所蔵CDショパンピアノ作品全集の今回は第8集を取り上げます。今回はワルツです。 ワルツと言いますとヨハン・シュトラウス親子のほうが有名ですが、実はショパンも数多く作曲しています。それがこの第8集冒頭に収録されている「華麗なる大円…

神奈川県立図書館所蔵CD:ショパン ピアノ作品全集7

神奈川県立図書館ショパンピアノ作品全集の今回は第7集を取り上げます。ポロネーズの第2部となります。 ショパンの代表ジャンルとも言うべきポロネーズは全部で16曲。そのうちこの第7集では第8番から第16番までが収録されています。 そして、この第7集に収め…

神奈川県立図書館所蔵CD:ショパン ピアノ作品全集6

神奈川県立図書館所蔵CDショパンピアの作品全集の今回は第6集を取り上げます。収録されているのはポロネーズです。 ショパンと言えば、私はポロネーズという印象の方が強いです。そのせいなのか、私はショパンはロマン派よりもむしろ国民楽派としてとらえて…

マイ・コレクション:ルーマニアのヴィルトォーソ達による「フルート協奏曲」

今回のマイ・コレは、モーツァルトのフルート協奏曲集です。ヴォルフガング・グレース指揮、ヨーロッパ・シンフォニー、フルートはコンスタンティン・タルマチウです。 この聴きなれない面々による、有名なモーツァルトのフルート協奏曲。ルーマニアのオケと…

マイ・コレクション:ペーター・マークの「大ミサハ短調」

今回のマイ・コレは、モーツァルトの大ミサハ短調です。ペーター・マーク指揮、パドヴァ・エ・デル・ヴェネト管弦楽団、アテスティス合唱団ほかの演奏です。 このCDはモーツァルトのミサ曲を全曲そろえようというものの一環です。以前、この全集を取り上げま…

今月のお買いもの:シューベルト ミサ曲第5番変イ長調D678他

今月のお買いもの、2枚目はシューベルトのミサ曲第5番他です。ナクソスから出ているものです。 ナクソスからは一応シューベルトのミサ曲が全曲出ているので、いま狙っています。 さて、シューベルトはその生涯で番号のついたミサ曲を6曲書いていまして、その…

今月のお買いもの:BCJ バッハ カンタータ全曲演奏シリーズ46

今月のお買いもの、まず一枚目は毎度おなじみ、BCJのバッハカンタータ全曲演奏シリーズの第46集です。収録曲は集録順に第102番、第45番、第17番、第19番、そして第102番の第5曲目の異稿都なっています。 すべて1726年8月から9月にかけてのカンタータとなって…

神奈川県立図書館所蔵CD:ショパン ピアノ作品全集5

神奈川県立図書館所蔵CDショパンピアノ作品全集の今回は第5集を取り上げます。「練習曲」の登場です。 練習曲と言いましても、そんな簡単なものなどではないのですが・・・・・ 練習曲 (ショパン) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%B4%E7%BF%92%E6%9B%B2…

神奈川県立図書館所蔵CD:ショパン ピアノ作品全集4

神奈川県立図書館所蔵CDショパンピアノ作品全集の第4集は、ノクターン集の二つ目になります。 ノクターンは昨日も触れましたがショパンを代表するジャンルです。ショパンと言えばピアノですが、そのイメージを決定づけているのがこのノクターンであると言っ…

神奈川県立図書館所蔵CD:ショパン ピアノ作品全集3

神奈川県立図書館所蔵CDショパン ピアノ作品全集の今回は第3回目です。 この第3集はノクターン集となっています。そのまず第1部っていうところです。 さて、ピアノ曲、特にショパンの曲で出てくる「ノクターン」とはいったいどういう曲なのでしょう? 夜想曲…

マイ・コレクション:BCJと小川典子のコラボレーションによる「第九」

今回のマイ・コレは、再び第九です。しかも、ピアノ演奏版という、変わったものです。 しかし、以前からピアノ版は存在していました。リストのものがそれです。 http://www.amazon.co.jp/%E3%83%99%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%B3-%…

マイ・コレクション:BCJ バッハ カンタータ全曲演奏シリーズ5

今回のマイ・コレは、BCJのバッハカンタータ全曲演奏シリーズの第5集です。 収録されているのは、第18番、第152番、第155番、第161番、第143番の5曲です。いずれもヴァイマールで作曲初演されたとされています(第143番は偽作の疑いもありますが)。大盤振る…

音楽雑記帳:音楽祭の季節がやって来た�Aフェスタサマーミューザ

今日は、これも実は毎年触れている話題ですが、フェスタサマーミューザを取り上げます。 これはミューザ川崎を会場として毎年東京と神奈川のオーケストラの演奏が行われる音楽祭で、今年で5回目になります。ですので、本来であれば会場はミューザ川崎でおこ…

音楽雑記帳:音楽祭の季節がやって来た�@木曽音楽祭

いろんなことがある今年も、夏が巡ってきます。 その夏は、音楽祭シーズンです。クラシックでは言わない言い方ですが、いわば「夏フェス」のシーズンです。 クラシックにおいて「夏フェス」とは、ちょうどシーズンの分かれ目を意味します。通常、クラシック…

神奈川県立図書館所蔵CD:ショパン ピアノ作品全集2

神奈川県立図書館所蔵CDのショパンピアノ作品全集の今回は第2集を取り上げます。 そもそも、ピアノソナタではなく、「ピアノ作品全集」というネーミングであることに注目すべきだと思うんですね。ベートーヴェンなら大抵ピアノ・ソナタで全集があって、そこ…

神奈川県立図書館所蔵CD:ショパン ピアノ作品全集1

今回から神奈川県立図書館所蔵CDのコーナーは、13回にわたってショパンのピアノ作品を取り上げます。 普通のCD店に器楽曲コーナーがあるのと同様、神奈川県立図書館にも器楽曲のコーナーがあります。すでにベートーヴェンのピアノソナタ全集をこのブログでも…

神奈川県立図書館所蔵CD:モーツァルト交響曲全集 ピノック/イングリッシュ・コンサート編12

神奈川県立図書館ピノック/イングリッシュ・コンサートのモーツァルト交響曲全集の今回は第12集を取り上げます。ようやくこの全集の最後まで来ました。 最後は第40番と第41番「ジュピター」になるわけなのですが、これは全集でなくてもふつうにカップリング…

マイ・コレクション:BCJ バッハ カンタータ全曲演奏シリーズ4

今回のマイ・コレは、BCJのバッハカンタータ全曲演奏シリーズの第4集です。ヴァイマール時代のカンタータを取り上げています。1715年前後の時期になります。 まず第1曲目は第199番「わが心は血の海に漂う」です。1713年8月27日に初演されたカンタータで、こ…

マイ・コレクション:BCJ バッハ カンタータ全曲演奏シリーズ3

今日のマイ・コレは、BCJのバッハカンタータ全曲演奏シリーズの第3集です。 この時期、ちょうどBCJのこのシリーズを集中して買っています。そのため、今週はその2回すべてBCJのこのシリーズとなります。 というより、これからしばらくはこの「マイ・コレ」の…

音楽雑記帳:パソコンがコンポとなる日が来る?

以前から私がテーマとしている、コンポについてですが。 今、明日のエントリのためにバッハのカンタータを聴いていますが、本当にいい音でなってくれます^^特に、臨場感は本当に素晴らしい。 それは一つに、コンポに搭載している半導体の問題と、スピーカ…

音楽雑記帳:モーツァルトの交響曲ヘ長調K.75の楽章構成を「楽譜通りに」聴いてみた

音楽雑記帳、今回はモーツァルトの交響曲ヘ長調K.75を取り上げます。 これは以前、エントリでネタに使えますねえと述べたことを、実行してみたものです。 神奈川県立図書館所蔵CD:モーツァルト交響曲全集 ピノック/イングリッシュ・コンサート編3 http://ya…