2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧
今日はベートーヴェンの弦楽四重奏曲第5番です。4番とはがらっと変わって明るく、特に第1楽章などは親しい人との挨拶だろうかと思うほど、疲れたときに聴いても「うん、最近何となく楽しいんだ〜」なーんて言ってしまいそうなくらいです(いや、実際は・・・…
今日は、弦楽四重奏曲第4番を取上げます。って、このブログ、だんだんmusikerさん的になってきているのが自分自身いかがなものかと思っているのですが・・・・・ とにかく、参りましょう。この曲はハ短調です。ハ短調と言いますと、ベートーヴェンでは名作ぞ…
今日はベートーヴェンの弦楽四重奏曲第3番を取上げます。実際は、この第3番が一番最初の曲になります。ある意味、この曲が一番オーソドックスですね。ウィキペディアによりますと、分析すると細かい部分はそうでもないようですが・・・・・ しかし、普通にき…
今日は、ベートーヴェンの弦四シリーズ第2回目。弦楽四重奏曲第2番を取上げます。 この曲は実は三番目の弦四になります。順番としましては、第3番、第1番(つまり、前回のは2番目ですね)、そして第2番となります。 ここまでは作品にあまり完成度の差を感じ…
さて、お待ちかねの(誰が待っているって?いるんですよ、それが)弦楽四重奏曲シリーズの開幕です。 その前に歌謡曲を持ってきたかったのですが、事情がありそれは弦楽四重奏曲の間か、終わってからにしたいと思います。ですので、今日は弦楽四重奏曲第1番…
いよいよ、第32番を取上げます。やっと最後のピアノソナタまで〜、キター! と多少おふざけ気味に始めてしまいましたが、そうしないと文章が堅くなるくらいこの曲は孤高であり、内面的であり、耽美的であり、幻想的であり、かつ、遊び心がありと、いろんな面…
今日は、ピアノソナタ第31番を取上げます。三楽章形式ですが、もう、そんなことを言うのは陳腐なくらい、完成度の高い曲です。 この曲も探せばびっくり箱がたくさんあります。まず、調性が変イ長調。これは以前ピアノソナタ第12番で取上げましたね。そのとき…
2日ぶりのご無沙汰でした。今日はピアノソナタ第30番を取上げます。ここから、三連作ですね。 ウィキペディアではいろいろ詳しく書いていますが、この曲の特徴は以下の二つに集約されるかと思います。 ・演奏時間が前作「ハンマークラヴィーア」のほぼ半分し…
今日は、「ハンマークラヴィーア」を取上げます。といっても、もうこれで三度目になりますが・・・・・ もちろん、ベートーヴェンのピアノソナタ全曲を取上げるシリーズの一環として、ということになります。 初めては、瀬川玄さんの魂のこもったすばらしい…
今日は、ピアノソナタ第28番です。正直、最初聴いたときには単に美しいという印象しかなかったのです。カップリングが「ハンマークラヴィーア」ですし。 しかし、この文章を書くにあたってウィキペディアで調べましたら、以下の文章に目が留まりました。 「…
今日は、ピアノソナタ第27番です。いよいよ、中期の最後まで来ました。 この曲は短調ですが、決して激しくはなく、むしろ寂しさすら感じます。しかし一方、最後は明るいと、いろんな面が見え隠れする曲です。 その理由は、こんなところに求めることができる…
今日は、第26番「告別」を取上げます。標題からして、悲しい曲なのでは?と思いきや、とても明るい曲です。すがすがしさを感じるくらいです。 この標題はベートーヴェンがつけているのですが、どこをどう聴いても「告別」という悲しいイメージがわきません。…
今日は、ピアノソナタ第25番です。第1楽章の曲想から「かっこう」という標題がつくこともあります。 何より驚くのは、曲が短い!え、もう終わり?って感じです。それでも初期の作品に比べると長いのですが・・・・・ 恐らく、その短さを驚きをもって迎えると…
今日は、ピアノソナタ第24番「テレーゼ」です。標題の理由は、献呈された伯爵令嬢の名前が「テレーゼ」だったからです。 テレーゼ・フォン・ブルンスヴィックという伯爵令嬢から彼女の絵をベートーヴェンがいただき、その返礼の意味もあったといわれます(ウ…
今日は、「熱情」です。ベートーヴェンのピアノソナタの中でも最高傑作と言われる作品ですね。 確かに、聴けばその構成と音楽、そしてこめられた精神に圧倒されます。どんな言葉で飾っても足らないでしょう。 まずは、素直に耳を傾けていただくことをお勧め…
今日は、ピアノソナタ第22番を取上げます。ウィキペディアにも書かれていることですが、この曲は本当に影が薄いですねー。 しかし、そうであればこそ、取上げてみたいと思ってしまうのが、私の性分です。困ったもんだ。 実は、大学の卒論もそれで大失敗して…
今日はいよいよ、ヴァルトシュタインです。 ウィキペディアでは三楽章形式で述べられていますが、私のCDでは、二楽章形式になっていますね。これは、最初第2楽章としてかかれた「アンダンテ・ファヴォリ」WoO.57から、現在の形へ変更されたということが大き…
今日はピアノソナタ第18番です。作品31三部作の最後ですね。 この曲は軽く、「狩」という標題もつけられることもありますが、私としては「狩」という標題ですと、モーツァルトの弦楽四重奏曲のほうが印象が強いので、あまり狩というイメージはわきません。 …
今日は、ピアノソナタ第17番を取上げます。一般的には「テンペスト」の名で知られています。 この曲ほど、短くもいろんなネタがある曲もないのではないでしょうか。まず、「テンペスト」。本好きの方ならお分かりでしょうが、もちろんシュエークスピアのテン…
今日はピアノソナタ第16番です。番号的には折り返し点に来ましたね! さて、この曲は楽しいリズムから始まり、美しくはつらつとした音楽が鳴り響きます。第1楽章の「タン、タララララン、タンタンタン♪」という音形が私たちを引き込みます。 この曲は作品31…
今日はピアノソナタ第15番「田園」を取上げます。え、田園は交響曲じゃないの?だって、ベートーヴェンでしょ?というア・ナ・タ。いえいえ、これはピアノソナタです。 もちろん、いいたいことはわかります。私も最初同じように思いましたから。そういえばこ…
昨日はひとつの予定が、二つあげてしまいました。まあ、その分予定は楽だったのですが・・・・・ で、今日はピアノソナタ第14番「月光」を取上げます。とても有名な曲ですよね〜私もこの曲は聴いたことがありました。一番ベートーヴェンのピアノソナタで有名…
今日は、ピアノソナタ第13番です。このあたりから作風が少しずつ変わっていくのが楽しくてたまりません。 第14番と共に作品27となっていて、共に「幻想風ソナタ」と名づけられています。ただ、通常は第14番を「月光」と呼ぶため、幻想風ソナタと呼ばれるのは…
今日は、ピアノソナタ第12番です。まず、目を引くのが「変イ長調」。あまり聞かない調性ですね。 そこで、変イ長調を調べてみました。出典はウィキペディアです。 「古典派時代以前の鍵盤楽器の調律法として主流であった中全音律では、この調の主和音が大変…
今日はピアノソナタ第11番を取上げます。この曲は私が好きなベートーヴェンのピアノソナタのひとつです。 といいましても、全曲聴いたのは最近ですから、勿論最近好きになった曲、ということになりますが・・・・・ 第1楽章の主題である「たらららんたん」と…